任意整理の進め方2

私達の周囲にはキャッシングサービス、つまりは金貸しを商売にしている会社、業者がたくさんあります。キャッシングと聞くと真っ先に思い浮かべるのは消費者金融、即ちサラ金でしょうが、他にも伝統的な質屋、或いは銀行が行っている融資も言ってみれば金貸しです。
このように金貸しを商売として行っている業者は、利用者から利息を取って、それで「儲けて」います。この利息については一定の割合によって決められていて、その割合、パーセンテージを利率と呼ぶことは皆さんもよくご存知だと思います。そしてこの利率が非常に高く、高い利率によってお金を貸している業者を私達は俗に「高利貸し」と呼んだりしています。
金貸しに関する基本的な知識としてはこんなところですが、ところでこの場合の利率、利息に関しては、れっきとした決まりがあるということはご存知ですか。お金を貸す場合の利息の上限については、日本には利息制限法と出資法という法律があって、この2つの法律によって厳格に決められているのです。皆さんはご存知でしたか。
利息制限法を紐解いていけば、例えば借金の元金が100万円以上の場合、利率は15%までと決められています。ですが折角利率がこのように法律で定められていても、問題があるのです。それはもしどこかの金融会社がこれに違反して、これより高い利率で貸し付けをしたとしても、その金融会社に法的な罰則があるわけではないことです。こうした現状が任意整理とまた深く関わってくるわけですが、それはまた後でお話しすることにします。
もう一度利息制限法の話に戻りますが、上記のように利息制限法では金融業者が利用者にお金を貸した際の利息の上限が定められています。例えば借金の額が10万円までなら年利20%まで、借金が10万円から100万円までの場合は年利18%まで、100万円以上なら年利15%といった具合に、借金の金額に応じて詳細に、かつ明確に決められています。実際のところ銀行等の金融機関は、その制限をきちんと守ってお金の貸し付けをしています。ところで皆さんは消費者金融を利用したころがありますか。皆さんはこうした消費者金融からお金を借りたことがありますか。消費者金融を利用したことのある人ならお分かりでしょうが、消費者金融でお金を借りる際に提示される利息は、往々にして上記の制限範囲を超えています。実際のところ多くの消費者金融では、その制限を超えた利息でお金を貸し付けています。
こうして見ると消費者金融での利息は、立派な違法行為に見えます。ですが多くの消費者金融業者では一見すると法律の範囲外にも思える数字の利息が堂々と提示され、利用者もそれに基づいて利息を払っています。では、どうしてこういって現象が起こるのでしょうか。所謂「金貸し」に関する法律はいくつもあって、上で紹介した利息制限法や出資法以外にも貸金業規制法という法律もあります。この貸金業規制法の中の規定では、たとえ利息が規定を超えていても、もしお金を借りた方が、そのことを納得して支払った場合には違反にはならないとされています。そのようにして支払った返済のことを法律用語でみなし弁済といいます。ちなみにみなし弁済に関しては厳密な規定があって、ここで全てを紹介するのはかなり専門的な内容に及ぶことになり非常に難しい話になるので省略しますが、皆さんはみなし弁済とは何かを大まかに知っておけばいいかと思います。ちなみにみなし弁済が裁判で争われることも少なくなく、実際にそれが裁判で争われた場合には否定されることが多く、もしそうなれば利息制限法を超えた部分については元金に充当されると判断されます。

Favorite

みずほ銀行
https://www.mizuhobank.co.jp/index.html

Last update:2015/2/5